どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り方法基礎(4)
第3回目は、Oracle Cloud Infrastructure - Storageについて、お伝えしていきました。
今回は、Oracle Cloud Infrastructure - ネットワークについて見ていきたいと思います。
※2018年12月1日時点での情報です。
ネットワーク
ネットワークの階層を開くと、「利用」と「構成」の2項目が現れました。Computeの階層を開いたときと、似てますね。(Computeの説明回は、こちら)では、順番に見ていきましょう!
利用
まずはいつも通り矢印をクリックして、中身を確認してみましょう。
ドーン!!
Computeのときと同じく、「インスタンス」「月間平均使用日数」「1日当たりの平均使用」の3つが現れました。
Fast Connectを利用する場合は、実際はつなぎっぱなしですよね。そのため、「利用」欄についてはあまり変更する必要はないと思います。
インスタンスもデフォルトの1のまま。
月間平均使用日数と1日当たりの平均使用も、31と24のまま。
AWSの場合、ポート使用量としては「使用率 / 月」「時間 / 日」「時間 / 週」「時間 / 月」の4種類から選択できますが、、、設定できるけど変更しないですよね。だって、つなぎっぱなしだから!
構成
「構成」タブを開くと、アウトバウンド・データ転送とFast Connectの2種類が現れました。
Fast Connect
今までと同様、参考の情報は、「どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り情報基礎(1)」でご紹介したUniversal Creditの価格が一覧できるこちらを参照しています。
Fast Connectは、AWS Direct Connectに相当するサービスですね。
AWS Direct Connectを見積る際に必要となる要素との差分を、見ていきましょう!
ポート
ポートスピードは、10Gbpsと1Gbpsの2種類から選ぶということなるようです。え、そんなスペック必要ないから50Mや100Mなど早くないポートスピードは選べないの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、、、ないんです!!ただ、1Gbpsで¥25.5/hは、他と比べても安いですし、本当に価格を抑えたい場合は、インターネットVPNにするという選択もあるかと思います。
ポートの使用量
上に記載した通り、「利用」の月間平均使用日数と1日当たりの平均時間使用数の2項目から「時間数/月」の考え方で、入力していくのでしたね。
ロケーション
AWSの場合は、送信元の リージョンと AWS Direct Connect のロケーションによって価格が異なるため、ロケーションを選択する欄がありますね。
Oracle Cloud Cost Estimatorには、ロケーション欄がないんです!だって、どのロケーションでも料金が一律だから!!ああ、なんてありがたきシンプルさなんでしょう。
データ転送受信
AWSのSimple Monthly Calculatorだと、「データ転送受信」という項目がありますが、AWSでもデータインは 0.00 USD/GBですね。
Oracle Cloudの場合も同様に、インバウンドに転送料金は無料となっています。そのため、Oracle Cloud Cost Estimatorでは、そもそもその項目がありません。
データ転送送信
なんと!!FastConnectの場合は、アウトバウンド・データ転送が無料です!!太っ腹~!
アウトバウンド・データ転送
AWSの場合は、EC2やS3などサービスごとにアウトバウンドデータ転送料金が設定されておりそれぞれで見積りますが、Oracle Cloudの場合は、サービスに関係なくリージョンから外に出る通信のみを考えればよいです。
参考までに、絵を載せておきます。
そして、FastConnectを利用してデータを外に出した場合は、無料です!そのため、FastConnectを利用する場合には、FastConnect以外のデータ転送分のみを見積もってください。(それも月間10TBまではタダなので、ほとんど見積り考える必要はないですね~)
アウトバウンド・データ転送についての説明は、すでに見積り方法基礎(3)のStorage回でも触れています!
もし忘れてしまった方がいたら、こちらをご覧ください。
Oracle Cloud Advent Calendar2018に参加しています
今日は12月1日なので、アドベントカレンダー初日ですね!!私もこのブログを始めたきっかけがアドベントカレンダーに参加したい!ということでしたので、ついにこのときが来たか、、と思っています。『感じたままのイノベな日々』の1本目ブログで、こんなこと書いています。
きっかけはアドベントカレンダーだったのに、こんなに何本も書けていて、、感慨深いです。
そして!!参加しているアドベントカレンダーは以下。
ばっちり25日分埋まっていますし、"その2"もあるようなので、これから毎日Oracle Cloudの情報が更新されていくことになります!すごい!!
それでは、また!