どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り方法基礎(5)
第4回目は、Oracle Cloud Infrastructure - ネットワークについて、お伝えしていきました。
今回は、Oracle Cloud Infrastructure - ロード・バランサーについて見ていきたいと思います。ついにインフラストラクチャ群だと最後ですね!!
※2019年1月18日時点での情報です。
ロード・バランサー
自分で書いていて思ってきましたが、、、
Computeのタブを開いても、ネットワークのタブを開いても、ロード・バランサのタブを開いても、現れる項目が似てますね。シンプル イズ ベスト!!
こちらは、Amazon Elastic Load Balancingに相当するサービスのようですね。
その中でも特に、Oracleのロードバランサーは、L4とL7をカバーするリバースプロキシ型のロードバランサーなので、AWSだと、Application Load BalancerとClassic Load balancerをカバーしているサービスだと考えていただくのが近いかと思います。
利用
インスタンス
ロードバランサーインスタンスの数です。ひとつインスタンスを立てると内部的に冗長化されているので、冗長化のための数量2を見積る必要はありません。
月間使用日数 / 1日当たりの平均使用時間
ロードバランサーは、一度作ると途中で停止ができないので、基本的には31日と24時間で見積ってください。
構成
オラクルのロードバランサーでは、100Mbps、400Mbps、8,000Mbpsとプロビションされた帯域があり、その割り当てられた占有の帯域を選択する、という形です。
AWSのように"Elastic"ではなく、事前に割り当てられているので、スループットが保証されており、データを通す量によって価格変動する従量課金ではありません。
そのため、必要な帯域を選択しましょう!
その他
ロードバランサーには複数のリスナーや、複数のバックエンドサーバーセットを登録して、別々のロードバランシングを設定できるので、複数のアプリケーションでひとつのロードバランサーインスタンスを共有することができます。
ただし、帯域の制御などの機能はありませんので、その要件(アプリケーションごとに帯域を制御したい等)がある場合には、2つ以上のロードバランサーインスタンスを立ててください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段よりも短めでしたが、それだけシンプルということかなと思っています。
そして!『どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り方法基礎』シリーズは、今回の第5回目を以って、Cost Estimatorの大カテゴリのインフラストラクチャ(Infrastructure)分の説明が完了ということになります!!お付き合いいたいた読者の皆様、ありがとうございました^^
今後は、、、PaaSに進めるだけ進んでみたいと思っています~!どこまでできるかはわかりませんが、乞うご期待。
それでは、また!