CMC_Meetup DeepDive 新春大喜利に行ってみた話
昨日は、「CMC_Meetup DeepDive 新春大喜利」というMeetupに参加させていただきました。
eventregist.comCMC_Meetupについては、こちらのページに記載がありますが、
CMC_Meetupって?
コミュニティマーケティングの可能性について、情報を発信、共有、流通していくコミュニティです(略称:CMC_Meetup)
ということです!
最近の自分自身の活動を照らし合わせても、大変勉強になったところも多いので、書いてみたいと思います!
- なぜ行ったのか?
- LTにて4名様の登壇!!
- コミュニティマーケティング実践者による新春大喜利!
- 次回イベント
- まとめ
なぜ行ったのか?
そもそも、なぜ私が参加したのか、、ということですが、自身が主催した「チャットボットを活用したカスタマーサクセス」というイベントで、CMC_Meetupを主宰されている小島さん(@hide69oz)さんとお話させていただいたき、コミュニティ的な運営に興味があるようだったら、Meetupに参加するもの良いと思いますよ!と教えてくれました。
今回のCMC_Meetupは"コミュニティーマーケティング実践者"が対象となっており、申し込み時に「自身が運営するコミュニティの活動がわかるURL」というような欄もあり、徹底されているなと感動したのを覚えています。
ちなみに、そのとき貼ったURLは以下。
私はコミュニティマーケティング実践者なのか?
申し込んでしまった後に、実はかなり不安になったんですよね。そもそも私はCMC_Meetupに参加する資格があるんだろうか?と。
違反するようなことはしたくないという想いもあり、直接小島さんに以下にように聞いてみました。
1/30のCMC_Meetupは、コミュニティマーケティング実践者限定だったので、参加して大丈夫でしょうか..? というのも、まだOracle Innovationはセミナーの域にあると思ったからです。
すると、以下のような回答をいただきました。
その「自覚」があれば、参加していただいて大丈夫だと思いますよ。セミナー型の集まり → コミュニティへの移行をどうすればできるかについて、考える場にしていただき、将来実践していただけると嬉しいです。
初心者でも歓迎してくれる!CMC_Meetupは懐が深い!!ありがとうございます!!
私もOracle Innovationを実践していて、コミュニティはどのようにできていくものなのだろうか?ということを考えていたので、この言葉を胸に参加していました。
LTにて4名様の登壇!!
おそらく、発表内容をきれいにまとめるようなアウトプットは他にも出てくるだろう、、ということに期待して、
今回は、私自身が聞いてどう思ったか、ということに焦点を当てて書いてみたいと思います。
『The Keyword of Customer Marketing 』Sansan株式会社 田中 二郎さん
名刺管理アプリのEightは本当に便利だな~と前から思っていましたが、Sansanさんでは、EightとSansanのコミュニティが別々にあって、マネージャーも専任でいらっしゃるそうです。さすが。。
コミュニティマーケティングのポイントとしては、ROIがポイントであるということで、実際に効果がでているお客様を成功事例として記事化したり、表彰することによって、あるお客様の成功が他のお客様の成功につながるようにされている、ということでした。カスタマーサクセスからマーケティングにつなげているのですね!
自分自身にあてはめてみる
このような要素は、Oracle Innovationにはまだ全くないですね~。あ、でも少し似たようなことを実践しているかもしれない!!と今思いました。
11/1にAutonomous選手権というイベントを開催して、来月2/27にもAutonomous選手権第二弾を開催します。
ここで何をしたかというと、先週の1/24に「Autonomous選手権の経験者から話を聞く会」というものを開催したのです!
これって、あるお客様の成功が他のお客様の成功につながるようにと少し似ていることを既に実践できているのかな??と少し嬉しくなりました。
『営業からマーケターへの転身~コミュニティ運営でのstruggle』株式会社ビッグビート 野北 瑞貴 さん
コミュニティで大切な3つのアイ、をお話いただきました!
①信じたことをブレずにやり通す
やはりコミュニティ運営は、さまざまなテクニックもあるということですが、継続するという上では、ウェットな面ではありますが、熱意があることが必要不可欠な要素となっていきます。そのため、推進力を持ってやり通す!!ということがやはり重要。
私もこれは完全に、私自身も活動していてそう思います!
②愛:コミュニティ愛、参加者愛、エモさ
どうしたら人が動くのか。
イベントに来てくれるのか、登壇してくれるのか、SNSで発信してくれるのか、、このテーマは、コミュニティマーケティング実践者は常に考えていることかもしれません。
その原動力となるのは、何かのインセンティブなどではなく、コミュニティの場合はやっぱり愛。これもわかるな~
登壇してくれた人、懇親会で挨拶した人、みんな覚えています。コミュニティマーケティング実践者は常に不安です(私だけ?w)そんな中で、足を運んで来てくれた、登壇してくれた、本当にそれだけで嬉しいし、愛を感じます。
③会い:オフラインファースト
SNSで発信しつつも、やはりコミュニティということで実際に会うことが大事。会わないと、熱意が薄れ、参加者の当事者意識も当然薄れていきます。
『エンプラでコミュニティ活動を始めて半年、 弊社の中で起こり始めた3つのムーブメント』 KDDI株式会社 大橋 衛さん
いわずと知れたエンタープライズ会社!!KDDIさんの取り組みには、私も興味深深。
KDDIさんでは、DevRel社内向けTechInイベント、社外向けTechOnイベントを実践されているとのこと。
社内向けと社外向けに分けて活動されているのは、大変参考になります。
社内向けポイントは、「公認取得/制度策定」。まず、KDDIさん自身にコミュニティ文化を注入する!!ということですが、これがポイントになってくるのは、参加者を後押しし、制度化することで活動自体を守ることができる、とのこと。どの会社でも大事ですが、エンタープライズのほうがこういった観点が大事になってきそうです。
社外向けポイントは、「戦略的プロモ」。これは社内での認知獲得の要素もあるということ。そして、このようなコミュニティ活動は、KDDIさんの会社としての重要戦略にもなっている!!ということです。
また、エンプラにムーブメントをおこすコツも話されていました。
そして、資料も公開されているようです~
自分にあてはめてみる
社内向けと社外向けにわけて活動されているということですが、私の場合は社内向けはやっていません。ただ、ものすごく共感することがあって、「社員にコミュニティの文化を注入する」ということです。サブスクの時代になって、おそらくコミュニティ運営者だけでなく、どのような職種の人もコミュニティ的なマインドを持って、お客様と接したり情報発信したほうが、会社としてはかなりうまくいくと思います。その手段として、社内向けのコミュニティを実践されている、というのが、もう本当にすごいです。
『活動拠点とコミュニティの関係性について』DCA 楠目昌弘さん
大田区での活動から、コワーキングペースで勉強会を立ち上げた話をしていただきました。やはりオフラインファーストである以上、「拠点」があるのか、どのような「拠点」なのか、ということはすごい重要です!
自分にあてはめてみる
私の場合、Oracle Innovationは、オラクルビルの22階にあるカフェテリアをもっぱら拠点としています。大変ありがたいですね。。この環境に感謝して、活動を推進していきたいと思います!
コミュニティマーケティング実践者による新春大喜利!
もう会場の大喜利感がすごい!!こんな畳の会場あるんだ!って感じですね~!
大喜利のレベルが高すぎる
会場からも毎回、簡単のため息です!!せっかくなので、書いておきます。
- Chatwork株式会社 藤井 香苗さん
「コミュニティマーケと掛けて、SMAPと解く」 そのこころは「No.1よりOnly 1」
- ピクスタ株式会社 川西克典さん
「コミュニティマーケと掛けて、温泉と解く」 「ぬるすぎず熱すぎずちょうどいい」
- PayPal Pte. Ltd. 野田 陽介さん
「コミュニティマーケと掛けて、PDFと解く」 そのこころは「どちらもリーダーが必要」
ものすごい上手い。センスの塊。。
大喜利のテーマ
完全に、全部興味ありです!!
- 招かれざる客問題:お寿司のネタだけ食べる懇親会あらし
- 自走化問題:発起人がすべてやっている?
- 毎回テーマ:コンテンツを考えるのが大変...
- マンネリ化問題:新規の人が来ない...
- KPI設定:社内説得が難しい...
時間の関係で、2・3・5がテーマとして取り上げられました。
自走化問題
みなさん、一番大切なものは、ファーストピンやリーダーの存在といった回答。では、2番目に大切なものは?ということで、いろんな考え方があるなと思いました。
運営体制
これは激しく同意していました。いくらコミュニティマーケティング実践者に熱意があろうとも、運営のすべてをひとりでやることを継続するのは疲弊するのが目に見えています。
私も一時期、サポートの運営体制がなくなりそう(?)な時期があり、ここだけはどうにかしてくれ!と何度も上司にお願いしていました。笑
今は、セミナー事務局のかたがたが、受付・食事の手配・会場準備・会場撤収、、などなどやっていただいています。本当にありがたいです。私から見れば女神様です。本当にありがとうございます。
余白
これはカッチカチに運営をしないほうが、助けてくれる人の存在を遠ざける可能性があるから、あえて余白を残すことが必要、ということでした。この考え方はなかったので、なるほど~です。それも、まだOracle Innovationはセミナー寄りの集まりだからこそ、なのでしょうね。。この「余白」を実践するには、やはりオフラインファーストを重視して参加者の当事者意識を上げていく、ということが不可欠になりのでしょう。
コンテキスト
これは自走化は「目的」がないと続かない、ということでした。確かに考えて見れば、みなさん有限の時間を使って参加しているのでそうですよね。本格的に自走化を目指す段階に入ったら、コンテキストをきちんと考え直すということが必要そうです。
期待値コントロール
どのような役割を期待しているか明確に伝えるようにしている、というツイッター上の意見もありましたね。そのほうが参加側もやりやすいですし、当事者意識をあげる効果もあるということでした。
KPI設定
社内説得が難しいと思うときは?という題でスタート。
退職・異動
社内説得した上司や人が、転職や異動してしまうというパターン。うーん、その説得した人自身のキャラもありつつうまく進んでいた、、というような実情があるようなら、現場にとっては存続の死活問題になる可能性すら秘めている気がします。。
営業がリードがほしい
「それやって、売上やリードにつながるの?」という永遠のあの問いです。
マーケティング部が主導してコミュニティマーケティングを実践すると、正直、ここをKPIにせざるを得ないかもしれないですね。。でもコミュニティマーケティングに大切なのは、商品の売り込みではなく、参加者の当事者意識や熱意といった非常に数値化しにくいところ。。
会社の組織の問題なので、現場にはコントロールできないことも多いかと思いますが、個人的には、売上やリードをKPIにするチームとは、別のチームが主管になったほうがうまくいくかな~と感じます。
ちなみに、私はマーケティング部所属ではありません。Innovation Alliance推進本部というかなりキラキラネームの部署所属です。
後任がいない
なるほど~、この観点は考えたことがなかった。コミュニティは大いにして、主宰者の熱意で推進されている側面があります。そのような意味で誰にでもできることではないのです。
大喜利では、産休と育休に入られる方が困っている、ということでしたが、、確かに私が全く別の仕事をすることになったら、Oracle Innovationはどうなるのだろう...?ちょっと今は考えないことにします...w
コンテンツ決め問題
これも2番目に大事なことは?ということでスタート。
出会いの設計
まず、表現方法がオシャレすぎる!会いたい人に会えるような設計にするということ。懇親会で人を紹介するように努めているようです。参加者の設定人数などもキーになりそうですね!
広すぎないテーマ設定
参加者が期待値はずれにならないように、ということ。わかる~!わかるぞ!!
これ、前回の「チャットボットを活用したカスタマーサクセス」を企画するときに、ものすごい悩んだんです。広げたほうが内容として大きく面白いことができそうだし、集客も集まるかな?なんて思う反面、
狭めたほうが来場者の期待値にmeetすることは明確で、でも集客は悪くなっちゃうかな、、などグルグルし始めてしまうことがあります。
最終的には、正直決めの問題だと思っており、まさにテーマ設定は主催者側の手腕が問われるところだと感じています。私の場合は、アンケート結果から反省し、次回に活かすようにしています!
登壇できる人がいそうなテーマか
わかる!わかるぞ~!
若干、鶏が先か卵が先か議論になりそうですが、テーマが先か、登壇者が先かみたいなね。わかるー。
私の場合は、半々ですね。もちろん大枠テーマや全体シナリオは私のほうで設計しますが、その後、登壇候補者と直接会ってお話し、どのようなテーマなら心地よく登壇していただけそうかを確認しています。
その登壇者に合わせて、全体テーマを少し変更することもあります。変えること自体は恐れていないので。
次回イベント
次回は、Vol.11「ステークホルダーの理解を得るにはということです。
登壇者みていて、前回主催イベントの「チャットボットを活用したカスタマーサクセス」で登壇してくれた岡田さん(@OkadaNatsuko)が登壇する~!!ということで、行きたいと思います!!
まとめ
CMC_Meetupには初参加でしたが、本当に学びの多い会でした。というか、意外と私でも共感できるポイントが多くて、それが一番嬉しかったです。
また、私自身が恵まれている環境にいるということも改めて理解しました。これからも頑張ります!!
それでは、また!