感じたままのイノベな日々

Oracle時代に書き溜めたものたち。

ファウンダーが語る「toC × Big Market の最前線」 に行ってみた話

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昨日は、『ファウンダーが語る「toC × Big Market の最前線」』というセミナーに参加させていただきました。

10x.connpass.com

イベントページのリンク先を見ていただけた方は気づていただいたかもしれないのですが、、

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倍率が約5倍!という尋常ではないくらいの人気イベントということでしたが、運よく当日の補欠からの繰上げ当選連絡がきました。

大人気の通り、大変勉強になるイベントでしたが、加えて、ある意味、人気イベントに参加できた者の使命感として(?)書いてみたいと思います。

 全体のイベントの流れは以下。

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の流れでイベント内容を紹介していこうと思ったが、もう既にすばらしいまとめを書いている方がいらっしゃいました!全体をくまなく把握されたい方は、こちらをご覧になることをオススメします。

15dog.hatenablog.com

ということで、今回は内容紹介ブログではなく、感想ブログという位置づけで書いてみたいと思います。


なぜ参加したのか?

私がこのイベントの存在に気がついたのは、Twitter上で尋常じゃない人気イベントということで流れてきたからです。中を覗いてみると、確かに上に貼り付けたような約5倍の抽選状態。その状態だけでもかなり気を引かれるところですが、最後の一押しとなったのは、

こんな方にオススメ

今後大きな事業やプロダクト作りに携わっていきたい方。職種は問いません。

というところですね。

私はエンジニアではないので、「職種は問いません」としていただいているところがありがたかったです。

また、正直、登壇者の皆様のように起業する予定があるだとか、所属会社で新規ビジネス事業を任されている立場だとか、そういこともありません。ただ、そうやって仕事されている方々は、物事をどのように考えているのかというところにはかなり興味がありました。加えて、所属会社でも新規ビジネスではないですが、何かと新しいことをしなければならない役割(抽象度が高くてすみません)ではあるので、仕事の参考にもなりそうだ、ということで抽選に参加しました。

結果、最初は抽選から外れましたが、当日に補欠から繰り上がったので、参加することができました!

 

参加してみてどうだったのか?

結論、登壇者の実体験に基づくお話が情報量多く聞くことができたので、とても良かったです!あんなに参加者の皆様のPCでメモ取りするタイピングの音が響いていたイベントは初めてでした(笑)

共感したところを中心に書いてみようと思います。

潜在化ニーズをいかにショートカットしてあげるか

これは、パネルテーマ1「マーケットインサイト/エントリーの見つけ方」にて、赤川さん(@jakaguwa)がゼロイチの見分け方というテーマで話されていたことです。

当時、一般人もゲームの実況を見ることは当たり前となっていましたが、自身で実況するのにはハードルが高すぎて難しかったそうです。「やりたいけど、できない」その状況を見つけ、ミラティブのような環境を整えてあげることで、ショートカットしてあげる、という表現をされていました。

ここまで聞くと、ふんふん、という感じですが、

一方で質疑応答の際にユーザーペインで失敗したことは?という質問に対して、

同じく赤川さんが「一見ペインだけど、わざわざしないことって結局サービス化しても失敗してしまうことも多い」とおっしゃっていました。Youtubeをみんなで見る、みんなでFMを一緒に聞く、、などのサービスは、それって「わざわざ」やるの?というところまで問いかけないと、熱量が足りずに、ブレイクしない、と。

表裏一体な感じですよね。「現状、不合理にでも解決しているのか?」というところが、ひとつの見極めのポイントかもしれません。

出資者も含めてワンチーム

これも、パネルテーマ1「マーケットインサイト/エントリーの見つけ方」にて、時間軸と資金繰りの質問で、矢本さん(@yamotty3)が話されていたことです。

お金をどう集めるかについて、お金を出してくれる人に言うしかなく、当時はビックマーケットだけやると言い切って集めたということでした。そうやって集まったお金には出資者の想いが乗っています。だからこそ、出資者も含めてワンチームだ、と。

これは、実際に経験された方でないと出でこない言葉だなとすごく感じました。

私は資金を集めたりしなければならない立場ではありませんが、これはお金に限らない考え方だと思います。たとえば、企画者が何かやりたいと思って、社内外からエンドースメントをもらう、誰かに協力もらう、というような言葉や行為にも、全て想いが乗っています(と思っています)。だから、企画者はそこまで汲んだ行動や発言をしたほうがよいと思っています。

   

定期的に、自分の言葉で、過不足なく

これは、パネルテーマ2「各マーケット戦うチームの作り方」にて、堀井さん(@shota)が創業者として、文化をどう組織に伝えていくのか、というテーマで話されていたことです。

堀井さんの取り組みとしては、

  • 社内ブログ
  • 大きいアップデートや戦略的に大事なステージで折に触れて説明
  • 四半期に一度は、自分の言葉で発信
  • バイトの方含めて、過不足のないように情報共有
  • 物理的にワンフロアにする

ということでした。私の場合は、創業者は、ラリー・エリソンという米国のお金持ちでおそらく会えないような人になってしまうので、、

今所属しているのが、1年未満の新発足のチームということもあり、「会社の中の新しい組織」と読み替えて聞いていました。

これは、一見普通のように見えて、ものすごく共感するところでした。できて間もない会社であればこそ、最初の加速が肝心で、かなり一体感を持たせる必要がありますし、また、不安になるメンバーもいるでしょう。そういうときに、トップに立つ立場の人がメンバーに対してどうメッセージアウトするか、そのひとつでモチベーションや仕事の生産性まで変わると思っています。なので、創業者に限らない話だなと思って聞いていました。

 

組織の半脆弱性

これも、パネルテーマ2「各マーケット戦うチームの作り方」にて、組織のアップデートをどうしていくべきか、というところで赤川さんが話されていたことです。

大前提の考え方として、必ず良くないことは起きる。ガチガチに最初から失敗を避けるような組織は、この大前提に立つとあまりにも脆い。逆手にとって、失敗をくらうとさらにそれによって強くなるような組織にする必要がある、その組織のことを「半脆弱性とおっしゃっていました。

これも、本当にその通りなので、実行されているのがすごいな~と思って聞いていました。この話の前に、ストリーミングやSlackなどのテクノロジーを使うことによって、メンバーの心理的安全性を高め、エンパワーできる、とおっしゃっていたので、このあたりも方法論のひとつなのかなと思いましたが、半脆弱性の組織をどう作っているのかというHowの部分はかなり聞いてみたいです。

まとめ

繰り返しになりますが、ここに書ききれないくらい情報量も多く、参加できてよかったです。当選できて、ラッキーでした。

私はプロダクトを作る立場でも、経営者の立場でもありませんが、視野/視座を少しでも広く/高く保つために、そのような立場の人がどのように考えて行動しているのか、というところは、今後とも続けていきたいかなと思っています。

 

それでは、また!