どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り方法基礎(3)
第2回目は、Oracle Cloud Infrastructure - Computeの利用欄と構成欄について、お伝えしていきました。
今回は、Oracle Cloud Infrastructure - Storageについて見ていきたいと思います。
※2018年11月19日時点での情報です。
Storage
構成
Computeの階層を開くと、インスタンス数・月間平均使用日数・1日当たりの平均使用時間を入力する「利用」というタブがありましたが、
Storageの階層の中は、「構成」タブのみで、中にそれぞれのサービス名が現れました。
順番に見ていきましょう!
ブロック・ボリューム
StorageのCost Estimatorは本当にシンプルですね!!
ボリュームタイプやIOPSを入力する欄がないですが、どうなっているのでしょうか??見ていきましょう!
ボリュームタイプとIOPS
普通、ボリュームタイプによってパフォーマンス特性や料金が異なるものですが、Oracle Cloudはどのようになっているのでしょうか?
Oracle Cloud Infrastructure - Storageの概要ページの英語版にアイコンと共に特徴がまとまっています。
出典:Cloud Storage Services - Oracle Cloud Infrastructure
オラクルのブロック・ボリュームは、Amazon EBSボリュームのボリュームタイプがプロビジョンド IOPS SSD (io1
)のモデルに相当するような感じですね。
たとえば、400GB買うとプロビションされた24,000 IOPSが付いてきて、なんと¥2,040!!ストレージの容量の料金だけで、プロビションされたIOPSが付いてくるなんてかなり太っ腹!
ブロック・ボリュームの性能も公開されています。
ご参考までに、AWSの場合だと以下のような見積り価格になるようなので、興味のある方は覗いてみてください~!「Amazon EBSボリューム:400GB、24,000 IOPS」の見積りで保存されています。
ファイル・ストレージ
参考の情報は、「どこよりもわかりやすいOracle Cloud見積り情報基礎(1)」でご紹介したUniversal Creditの価格が一覧できる以下のページを参照しています。(以下、同様)
ファイル・ストレージが、ブロック・ボリュームと同じ価格で安いですね!!しかも、以下のサイトで確認できるように性能もとてもよいみたいです。
オブジェクト・ストレージ・ストレージ
「オブジェクト・ストレージ・ストレージ」という階層を開くと、月間でのストレージ容量を入力する欄が現れました。
なお、AWSだとS3に相当しますね。
あれ?!PUT/COPY/POST/LISTリクエスト・GET とその他のリクエスト、データ転送は??となりますよね。
めげずにひとつひとつ確認していきましょう!
各種リクエスト
オブジェクト・ストレージのリクエストについては、Cost Estimatorにリクエストの欄がありましたね。
Oracle Infrastructure - Storageのリクエストは、PUT/COPY/POST/LISTリクエスト・GET とその他のリクエストに分かれていないのですね。
データ転送
OracleのCost Estimatorだと、「ネットワーク」の階層の中の「構成」欄に分類されているようです。
なんと、リージョン外のアウトバウンドデータ転送は、10TB/月まで無料!
そのほかとしては、、
- どこから出すとしてもリージョンの外に出ない限りは無料
- 同じリージョン内ならば、Object StorageからBlock Volumesにデータ転送しても無料
- Object Storageのバケットから別のバケットにデータ転送しても無料
- FastConnectの接続先に送る場合は、リージョンの外で出ても無料
アーカイブ・ストレージ
これはかなりお得な価格なのではないでしょうか?
アーカイブ・ストレージは、リストアまでに4時間ほどかかるそうなので、Amazon GlacierだとStandard相当のスペックになるということですね。
出典:Overview of Archive Storage
以上、Storageの回でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(このブログを書いている私が一番勉強になっています...!!